2009年6月12日金曜日

玉子王子


「これ、何とかした方がよさそうね」
 妻がリビングの隅に立て掛けてあるサーフボードを見てそう言った。
どうやら昼間、娘が遊んでいるときに倒れてきたらしいのだ。それはいかん、私は早速、奥の倉庫部屋に移動させることにした。
 サーフボードを積まれた段ボールの上に置こうとしたとき、なんとなく気配を感じた。
「私は玉子王子ですが、何か?」
 見ると、段ボールの端に、皿パンに乗った玉子王子がいた。

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