
私たち夫婦は、どうやら思い違いをしていたらしい。先日、餃子の店の名前について話をしていたとき、「大将」という字を、「オオショウ」と読むのか「タイショウ」と読むのかということで議論になった。むしろ「タイショウ」と読むべきなのではないか。だとすれば、きっとあの店の店主は、肉付きがよく、ランニングが似合うはずだ。もしかしたら、いつも傘を持ち歩いているのかもしれない。いつの間にか、そんな話にまで発展していた。
しかしある日の会社帰り、電車の窓の外に見えた餃子店の看板を見て、私は言葉を失った。そこには「王将」という文字が書かれていた。つまりそれは、私たち夫婦が議論をはさむ余地もなく「オウショウ」だったのだ。失敬、失敬・・・
あ、にっこりさん、それは牛丼の容器ですよ。今日は、その話じゃなくて・・・
つゆなし、いや、ぜんぶなし、にっこり入り。